忍者ブログ
勉強したりしてます(´ `)
[11]  [10]  [9]  [8]  [7]  [6]  [5]  [4
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



【2010年(99回)】


54歳の女性。激しい頭痛と嘔吐の後、意識を消失したため搬入された。
呼吸12/分、不規則。脈拍50/分。血圧210/120mmHg。
瞳孔不同がみられる。考えられるのはどれか。

 1.一過性脳虚血
 2.脳ヘルニア
 3.てんかん
 4.片頭痛





答え:2


意識消失失調性呼吸圧脈(血圧上昇・脈拍減少)瞳孔不同という
きわめて重篤な症状を呈する病態は、脳ヘルニアである。

1.一過性脳虚血発作は、片麻痺や構音障害、失語症状、あるいは失調症状などが
  一過性にみられるものである。
2.脳ヘルニアは、脳・神経系疾患のなかでも最重篤の症状である。
  頭蓋内の占拠性病変などによって頭蓋内圧(脳圧)が亢進して野う実質が圧迫されるが、
  さらに頭蓋内圧が亢進すると一部の脳がヘルニア(押し出されて、嵌頓する)状態となり、
  意識消失失調性呼吸圧脈(血圧上昇・脈拍減少)瞳孔不同などの重篤な症状を呈する。 
  この段階にいたると不可逆的で、致死的となる。
3.てんかんでは、意識消失を伴う発作はあるが、通常は激しい頭痛や嘔吐、あるいは瞳孔不同などの
  脳ヘルニア症状は伴わない
4.片頭痛は激しい頭痛・嘔吐を伴う場合があるが、意識消失や瞳孔不同などの神経症状は伴わない




PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
最新CM
[05/14 Backlinks]
最新TB
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者ブログ [PR]
/Material By= /Template by ぴのん