勉強したりしてます(´ `)
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【2007年(96回)】
35歳の乳癌手術後の患者。夫と2人暮らし。
医師から退院の許可が出たが、少量の滲出液の漏出があり、患者は不安に感じている。
退院の準備で適切なのはどれか。
1.転院施設を探す。
2.上肢の運動で滲出液の排出を促す。
3.夫の退院への同意を確認する。
4.ガーゼ交換方法の習得状況を確認する。
答え:4
1.転院施設を探すことは、退院の方針が出ている事と矛盾する。
2.滲出液の漏出の原因としては、創内血腫・リンパ漏が考えられる。
上肢の運動はリンパ漏を増大させる危険があり、滲出液の排出のためには不適切である。
しかし、滲出液が少量の場合は、手術後早期からの上肢運動は肩関節拘縮予防のために必要であるということに注意する。
3.退院への同意は重要であるが、夫のみでなく患者本人への説明と同意が必要である。
4.手術後の在院期間が短くなる傾向があり、退院後の治療について患者および家族が不安をもつことが多いと思われる。
手術後の創部の処置を外来で行うか、自宅で行うか、また外来で行う場合は手術を行った施設で行うか、患者の近医で行うかを十分に説明して同意を得る。
なお、自宅で行う場合には患者にガーゼ交換の方法を習得させる。
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