【２０１０年(９９回)】

関節リウマチ患者への生活指導で適切なのはどれか。

　１．押す動作よりも引く動作で仕事をする。
　２．痛む時は冷罨法を行う。
　３．和式トイレを使用する。
　４．鞄は肩にかける。

答え：４

１．関節リウマチ患者では、屈筋の有痛性スパズムによる屈曲拘縮がおきやすいので、伸筋の筋力強化が
重要である。押す動作は伸筋が優位に働き、引く動作は屈筋が優位でであるため望ましくない。
２．関節痛に対しては、温熱療法が有効である。
３．下肢関節にかかる負担を考慮すると、トイレは洋式とするほうが望ましい。
４．かばんを肩にかけることによって、肘関節、手関節、手指などにかかる負担を軽減することができる。